60代からのゴルフ上達方法でスコア激変!無理なく飛距離を伸ばす秘訣

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「60代になってゴルフの飛距離が落ちた」「スコアが伸び悩んでいる」とお悩みではありませんか?本記事では、60代からでも無理なくゴルフが上達し、スコアを劇的に改善させるための具体的な方法を徹底解説します。スイングの基本見直しから、ショートゲームの精度向上、最適なクラブ選び、怪我なく楽しめる体作り、そしてメンタル・コースマネジメントまで、あなたのゴルフライフを豊かにする秘訣が満載です。この記事を読めば、もう一度ゴルフが楽しくなり、目標スコア達成への道筋が見えてくるでしょう。

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1. 60代からのゴルフ上達方法の基本はスイング見直し

60代からのゴルフ上達において、最も重要であり、かつ効果的なのがスイングの見直しです。若い頃と同じスイングを続けることは、体への負担を増やすだけでなく、効率的な飛距離や安定した方向性を妨げる原因にもなります。年齢とともに変化する体の特性を理解し、それに合わせた無理のないスイングを習得することが、スコアアップと長くゴルフを楽しむための第一歩となります。

ここでは、60代のゴルファーが無理なく飛距離を伸ばし、ミート率を高めるためのスイングのコツと練習法について詳しく解説します。

1.1 無理なく飛距離を伸ばすためのスイングのコツ

60代からのゴルフでは、力任せにクラブを振るのではなく、体の使い方やクラブの特性を最大限に活かした効率的なスイングが求められます。無理なく飛距離を伸ばすための具体的なコツを見ていきましょう。

1.1.1 クラブを「振る」より「回す」意識で飛距離アップ

ゴルフスイングで飛距離を出すためには、腕力で「振る」という意識よりも、体を軸に「回す」という意識を持つことが非常に重要です。特に60代になると、腕や肩の筋力だけでクラブを速く振るのは難しくなります。そこで、体の大きな筋肉、特に体幹を効果的に使うボディターンを意識することで、無理なくヘッドスピードを上げ、飛距離を伸ばすことができます。

具体的には、アドレスからバックスイング、そしてダウンスイング、フォロースルーにかけて、常に体の中心軸を意識し、その軸を中心に肩や腰を大きく回すイメージを持ちましょう。腕は体の回転に付いてくるように使い、手先で操作しようとしないことが大切です。この「回す」意識は、体への負担を軽減しつつ、効率的なパワー伝達を可能にします。

1.1.2 体への負担を減らす「コンパクトスイング」の習得

オーバースイングは、体への負担が大きいだけでなく、スイングの再現性を低下させ、方向性を不安定にする原因となります。60代からのゴルフでは、無理なく安定したショットを打つために「コンパクトスイング」の習得をおすすめします。

コンパクトスイングとは、バックスイングのトップを低く抑え、クラブヘッドが体の正面から大きく外れないようにするスイングのことです。具体的には、左腕が地面と平行になる程度、またはそれよりも少し低い位置でトップを迎えることを意識します。これにより、体の捻転を最大限に活かしつつ、無駄な動きをなくし、ダウンスイングでのクラブの軌道を安定させることができます。

フィニッシュも無理に大きく取る必要はありません。バランスを崩さない範囲で、クラブが自然に振り抜ける位置で止めるようにしましょう。コンパクトなスイングは、体への負担を減らし、安定したショットを連発するための強力な武器となります。

1.2 ミート率を上げてスコアに繋げる練習法

飛距離を伸ばすことも重要ですが、それ以上にスコアに直結するのが「ミート率」の向上です。クラブの芯でボールを正確に捉えることで、ボールは狙った方向へまっすぐ飛び、飛距離も安定します。ここでは、ミート率を高めるための効果的な練習法をご紹介します。

1.2.1 ショートアイアンから始める基本練習

ミート率を上げるための練習は、まずショートアイアン(7番、8番、9番、PWなど)から始めるのが効果的です。クラブが短く、コントロールしやすいため、スイングの基本動作やボールを芯で捉える感覚を養いやすいからです。

練習場では、以下の点を意識して反復練習を行いましょう。

  • 正しいアドレスの確認: ボールとの距離、重心の位置、肩のラインなどを毎回チェックします。
  • ハーフスイングでの練習: まずは時計の針で例えるなら9時から3時のハーフスイングで、ボールの芯を捉える感覚を養います。無理にフルスイングせず、ボールに当てることに集中します。
  • 連続打ちドリル: ボールを2~3個並べ、リズム良く連続して打ちます。これにより、毎回アドレスをやり直すことなく、体の動きでボールを捉える感覚が身につきます。
  • ターフ(芝の跡)の確認: ショット後にできるターフが、ボールの先の正しい位置にあるかを確認します。これはダウンブローに打てているかの目安になります。

ショートアイアンでのミート率が向上すれば、他のクラブでも応用が効くようになり、全体のショットの安定性が格段に上がります。

1.2.2 自宅でできる簡単なスイングチェック方法

ゴルフの上達には、練習場だけでなく自宅での地道な練習やチェックも欠かせません。自宅で手軽にできるスイングチェック方法をご紹介します。これらは、練習場で得た感覚を忘れずに維持し、次のラウンドや練習に繋げるために非常に有効です。

チェックポイント具体的な方法期待できる効果
鏡を使ったフォーム確認全身が映る鏡の前で、アドレス、テイクバック、トップ、フィニッシュの各ポジションを確認します。特に、体の軸がブレていないか、トップでオーバースイングになっていないかなどをチェックします。客観的に自分のスイングの形を把握し、修正点を見つけることができます。
素振り練習(タオル、短い練習器具)自宅用の短い練習器具や、バスタオルなどをクラブに見立てて素振りをします。体の回転を意識し、クラブ(タオル)が体の周りをスムーズに回る感覚を養います。体の軸を意識したボディターンや、クラブの軌道を確認できます。無理なく体幹を鍛える効果もあります。
動画撮影でのスイング分析スマートフォンなどで自分のスイングを横や後ろから撮影し、再生して確認します。プロのスイング動画と比較するのも良いでしょう。自分では気づきにくいスイングの癖や問題点を視覚的に把握できます。客観的な分析により、より効果的な改善策を見つけられます。

これらの自宅でのチェックと練習を継続することで、スイングの安定性が高まり、ミート率の向上に繋がります。日々の積み重ねが、ゴルフ上達の大きな力となるでしょう。

2. スコアを激変させるショートゲームのゴルフ上達方法

チップエンドラン (低い弾道・長く転がる) ピッチエンドラン (高い弾道・少し転がる) バンカー ラフ 約15-20ヤード 約25-30ヤード ショートゲーム 軌道比較 チップエンドラン(低く長く転がる) ピッチエンドラン(高く少し転がる) ボール着地点 ボール位置

ゴルフのスコアを大きく左右するのが、グリーン周りからのショートゲームです。特に60代からのゴルフでは、無理にドライバーの飛距離を伸ばすよりも、アプローチやパッティングといったショートゲームの精度を高める方が、確実にスコアアップに繋がりやすくなります。体力的な負担も少なく、練習の成果が目に見えて現れやすいのがショートゲームの魅力です。ここでは、スコアを激変させるためのショートゲームの具体的な上達方法をご紹介します。

2.1 アプローチの精度を上げるための秘訣

アプローチショットは、グリーンに乗せるだけでなく、いかにピンに寄せるかが重要です。グリーン周りからのアプローチが安定すれば、パーオンできなくてもパーやボギーでホールアウトできる確率が格段に高まります。ここでは、アプローチの精度を高めるための考え方と具体的なテクニックを解説します。

2.1.1 グリーン周りからの寄せワンを増やす考え方

「寄せワン」とは、グリーン周りからアプローチでピンに寄せ、次のパットを1打で決めてホールアウトすることです。寄せワンを増やすことは、スコアメイクにおいて非常に重要です。そのための考え方は、「ピンを狙いすぎない」ことにあります。

まず、グリーンの広いエリアや安全な場所(例えば、ピンの奥ではなく手前や、傾斜の緩やかな場所)にボールを落とすことを意識しましょう。無理にピンデッドを狙ってミスをするよりも、確実にグリーンに乗せて2パットで収める方が、結果的にスコアは安定します。そのためには、グリーンの形状、傾斜、ピンの位置、そして自分の得意なアプローチの種類を考慮し、最も確率の高い攻め方を選択する判断力が求められます。

また、グリーン周りでは、ボールを高く上げて止めるピッチショットだけでなく、低く転がすランニングアプローチやチップショットも有効な選択肢となります。状況に応じて適切なクラブと打ち方を選ぶことが、寄せワンの確率を高める鍵となります。

2.1.2 ピッチエンドランとチップエンドランの使い分け

アプローチショットには様々な種類がありますが、特にグリーン周りで多用されるのが「ピッチエンドラン」と「チップエンドラン」です。それぞれの特性を理解し、状況に応じて使い分けることが、アプローチの精度を飛躍的に向上させます。

ピッチエンドランは、ボールを少し高く上げて、着地後に少し転がすアプローチです。主にウェッジ(ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジなど)を使用します。ボールの落としどころからピンまでの距離がある程度あり、障害物(バンカーやラフなど)を越える必要がある場合や、グリーンの傾斜が複雑で転がりすぎると困る場合に適しています。スイングの振り幅で距離をコントロールし、ボールをクリーンに捉えることが重要です。

一方、チップエンドランは、ボールを低く打ち出し、着地後に長く転がすアプローチです。主にショートアイアン(9番アイアン、8番アイアンなど)やユーティリティ、時にはパターの延長線上で使用することもあります。グリーンエッジからピンまでの距離が短く、障害物が少ない場合や、グリーンが硬く転がりやすい場合に有効です。パッティングに近い感覚で、手首をあまり使わず、肩の動きでストロークすることがポイントです。

アプローチの種類弾道のイメージ転がりのイメージ主な使用クラブ適した状況
ピッチエンドランやや高く少なめウェッジ類(PW, AW, SW)バンカー越え、ラフから、ピンまで距離がある、グリーンの傾斜が複雑
チップエンドラン低く多めショートアイアン(9I, 8I)、ユーティリティグリーンエッジから近い、障害物が少ない、グリーンが硬い、パッティング感覚で寄せたい

どちらのアプローチも、ボールを置く位置やスタンス、重心のかけ方、そしてスイングの振り幅で弾道や転がりを調整します。練習場で様々なクラブを使って、ボールの高さと転がりの関係を体感することが上達への近道です。

2.2 パターでスコアを縮めるための練習方法

「ドライバーは魅せるクラブ、パターは稼ぐクラブ」と言われるほど、パッティングはスコアに直結する重要な要素です。ゴルフの総ストロークの約40%をパッティングが占めるとも言われており、パターの精度が上がれば、確実にスコアは縮まります。ここでは、パッティングの距離感と方向性を磨くための練習方法をご紹介します。

2.2.1 距離感と方向性を磨く自宅練習ドリル

パッティングの距離感と方向性は、自宅でも効率的に練習することができます。特に、毎日少しずつでも続けることが重要です。

距離感のドリル:

  • ワンボールストローク練習: パターマットや絨毯の上で、ボールを一定の距離(例えば1メートル、2メートル、3メートル)に転がす練習を繰り返します。目標地点に印をつけ、その印を越えないように、またはぴったり止まるように意識して打ちましょう。
  • 連続カップイン練習: パターマットのカップや、床に置いたコップなどを目標に、同じ距離から連続でカップインさせる練習をします。例えば、1メートルから10球連続でカップインするまで続けるなど、目標を設定すると集中力が高まります。
  • 強弱の打ち分け練習: ボールをいくつか並べ、それぞれ異なる強さで打ち分け、狙った場所に止める練習をします。これにより、様々な距離に対応できる距離感が養われます。

方向性のドリル:

  • ライン合わせ練習: パターマットに引かれたラインや、自分でマスキングテープなどで作った直線の上を、ボールが真っ直ぐ転がるように練習します。フェースの向きを正確に合わせ、真っ直ぐストロークする感覚を身につけましょう。
  • ゲートドリル: 2本のティーペグをパターのヘッドがギリギリ通る幅でカップの手前に立て、その間をパターヘッドが真っ直ぐ通過するようにストロークします。これにより、ストローク軌道の安定性が向上します。
  • 目線を固定する練習: ボールを打った後も、頭を動かさずにボールがカップインするまで目線を固定する練習をします。これにより、ストローク中の体のブレが抑制され、方向性が安定します。

2.2.2 ラインを読む力を養うコースでの実践法

コースに出た際に、グリーンのラインを正確に読むことは、パッティング成功の鍵です。練習グリーンだけでなく、本番のコースでも意識的にラインを読む練習を重ねましょう。

ライン読みのポイント:

  • 複数の方向から見る: ボールとカップを結ぶラインだけでなく、カップの反対側や、横からもグリーン全体の傾斜や芝目を観察します。特にカップの低い方から見ると、傾斜が分かりやすくなります。
  • 足の裏で傾斜を感じる: ボールからカップまで歩きながら、足の裏でグリーンの傾斜を感じ取ります。上りか下りか、右に傾いているか左に傾いているかなどを確認しましょう。
  • 芝目を読む: 芝目とは、芝の生えている方向のことです。順目(芝がカップに向かって生えている)だとボールは速く転がり、逆目(芝がカップと反対方向に生えている)だと遅く転がります。芝の色が濃く見える方が逆目、薄く見える方が順目であることが多いです。
  • 水の流れを想像する: グリーンに水をまいた時に、水がどこへ流れていくかを想像すると、グリーンの傾斜を把握しやすくなります。
  • 素振りで距離感を合わせる: ラインを読んだら、実際にボールを打つ前に、カップまでの距離に合わせて素振りをします。これにより、打つべき強さのイメージを具体化できます。
  • 同伴者のパットから学ぶ: 同伴者がパットする際には、そのボールの転がり方やラインの読み方を観察し、自分のパットに活かす情報を得ましょう。

これらの実践法を意識することで、経験を積むごとにラインを読む精度が向上し、パッティングの成功率が高まります。

3. 60代のゴルフ上達をサポートするクラブ選びと体作り

60代からのゴルフ上達を目指す上で、ご自身の身体に合ったクラブを選ぶこと、そして日頃から体をケアし、ゴルフを楽しめる状態を維持することは非常に重要です。無理なく、長くゴルフを続けるためにも、この章でご紹介するポイントをぜひ実践してみてください。

3.1 無理なく飛距離を出すためのクラブ選びのポイント

年齢とともにスイングスピードや筋力が変化するのは自然なことです。しかし、適切なクラブを選ぶことで、無理なく飛距離を維持し、さらに伸ばすことも可能です。ご自身の体力やスイングに合わせたクラブ選びが、スコアアップへの近道となります。

3.1.1 軽量シャフトやロフト角の大きいクラブのメリット

クラブの性能を最大限に引き出すためには、シャフトの重さや硬さ、そしてロフト角がポイントになります。特に60代のゴルファーには、以下の特徴を持つクラブがおすすめです。

クラブの特徴メリットポイント
軽量シャフト
  • スイングスピードが向上し、ヘッドスピードを出しやすくなる
  • 振り抜きが軽くなり、身体への負担が軽減される
  • 疲労が少なく、後半のラウンドでも安定したスイングを維持しやすい

カーボンシャフトが主流です。ご自身のスイングスピードに合わせて、フレックス(硬さ)は「R」や「SR」など、しなりやすいものを選ぶと良いでしょう。

ロフト角の大きいクラブ
  • ボールが上がりやすくなり、キャリー(飛距離)が出やすくなる
  • 重心が低く、スイートスポットが広めのモデルが多く、ミスヒットに強い
  • 特にドライバーは10.5度から12度程度のモデルがおすすめです

ドライバーだけでなく、フェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンもロフト角が大きめのモデルや、ボールが上がりやすい設計のモデルを選ぶと、無理なく飛距離を稼ぎやすくなります。アイアンは、ストロングロフトではない、いわゆる「飛び系」ではないタイプも検討の価値があります。

クラブ選びは、実際にゴルフショップで試打を行い、専門のフィッターに相談することをおすすめします。ご自身のスイングデータに基づいて、最適なクラブを見つけることができるでしょう。

3.1.2 自分に合ったグリップの太さを見つける重要性

グリップは、クラブとゴルファーを結ぶ唯一の接点です。そのため、グリップの太さがご自身に合っているかどうかは、スイングの安定性や方向性に大きく影響します。適切なグリップを選ぶことで、余計な力みがなくなり、スムーズなスイングが可能になります。

  • 太すぎないグリップのメリット:手のひら全体でクラブを握ることができ、手首の動きをスムーズに保てます。過度な力みがなくなり、ヘッドスピードの向上や方向性の安定に繋がります。
  • 細すぎないグリップのメリット:指先でクラブを握り込みすぎることがなく、力み過ぎを防ぎます。特に手の大きい方や、指が長い方は、標準よりも少し太めのグリップを試してみる価値があります。

グリップの太さは、握ったときに指先が軽く手のひらに触れる程度が理想とされています。また、素材や硬さも様々ですので、実際に握ってみて、ご自身が最も握りやすく、安心感のあるものを選ぶことが大切です。試打クラブで様々なグリップを試したり、ゴルフショップの店員に相談して、ご自身に最適なグリップを見つけましょう。

3.2 ゴルフを楽しむための体作りとケア

ゴルフは全身を使うスポーツであり、柔軟性や筋力の維持、そして適切なケアが、上達だけでなく、怪我の予防やゴルフを長く楽しむために不可欠です。日頃から無理のない範囲で体を動かし、ゴルフに備えましょう。

3.2.1 ゴルフに必要な柔軟性を高めるストレッチ

ゴルフスイングは、体幹の回旋運動が非常に重要です。股関節、肩甲骨、そして背骨の柔軟性が高いほど、スムーズで大きなスイングアークを描くことができ、飛距離アップや怪我の予防に繋がります。毎日少しずつでも、以下の部位を中心にストレッチを取り入れてみてください。

部位ストレッチの目的と効果簡単な方法(例)
股関節
  • スイング時の体重移動をスムーズにする
  • 腰への負担を軽減し、怪我を予防する
  • 下半身の安定性を高める

床に座って開脚し、上半身を前に倒す。または、片足を立てて膝を外側に開くストレッチなど。

肩甲骨・胸椎
  • バックスイングでの捻転(ねんてん)を深くする
  • 腕の振り抜きを良くし、ヘッドスピードを向上させる
  • 猫背を改善し、正しい姿勢を保つ

両腕を大きく回す。または、胸の前で手を組み、背中を丸めて肩甲骨を広げるストレッチなど。

体幹・腰部
  • スイング軸の安定性を高める
  • 腰の回旋能力を向上させ、飛距離アップに繋げる
  • 腰痛予防

仰向けに寝て両膝を立て、膝を左右に倒す。または、椅子に座って上半身を左右にひねるストレッチなど。

ストレッチは、痛みを感じない範囲でゆっくりと行い、各ポーズを20~30秒程度キープするのが効果的です。継続することで、徐々に柔軟性が向上し、ゴルフスイングが楽になることを実感できるでしょう。

3.2.2 怪我を予防するためのウォーミングアップとクールダウン

ゴルフを安全に、そして最大限に楽しむためには、ラウンド前後のケアが欠かせません。ウォーミングアップとクールダウンを習慣にすることで、怪我のリスクを減らし、翌日への疲労を残しにくくします。

種類目的と効果具体的な方法(例)
ウォーミングアップ(ラウンド前)
  • 筋肉や関節を温め、血行を促進する
  • 体の可動域を広げ、スイングのパフォーマンスを高める
  • 怪我の予防

コースに到着したら、まず10分程度の軽いウォーキングで体を温めます。その後、腕回し、足回し、体幹のひねりなど、動的なストレッチを行います。最後に、軽い素振りでスイングの準備を整えましょう。

クールダウン(ラウンド後)
  • 疲労した筋肉をリラックスさせ、疲労回復を促す
  • 筋肉痛の軽減
  • 柔軟性の維持・向上

ラウンド終了後、筋肉が温かいうちに、ゆっくりと静的なストレッチを行います。特に、スイングで使った肩、腰、股関節、太ももなどを重点的に伸ばしましょう。各ストレッチを20~30秒程度、呼吸を整えながら行います。

ウォーミングアップとクールダウンは、プロゴルファーも欠かさない重要な習慣です。短時間でも良いので、ラウンドの前後には必ず取り入れるように心がけましょう。

4. ゴルフを長く楽しむためのメンタルとコースマネジメント

ゴルフは単なる技術のスポーツではありません。特に60代からのゴルフ上達においては、メンタルコントロールと賢明なコースマネジメントがスコアを大きく左右し、何よりもゴルフを長く楽しむための鍵となります。無理なく、そして安心してプレーするための心構えと戦略を身につけましょう。

4.1 プレッシャーに打ち勝つメンタルコントロール術

ゴルフは時に私たちに大きなプレッシャーを与えます。特にスコアを意識しすぎると、普段通りのスイングができなくなったり、ミスを引きずってしまったりすることがあります。60代からのゴルフでは、無理なく楽しむためにメンタルコントロールが非常に重要になります。

まず、完璧を求めすぎないことです。すべてのショットが思い通りにいかなくても、それはゴルフの醍醐味の一部と捉えましょう。目の前の一打に集中し、過去のミスや未来のスコアを気にしすぎないことが大切です。深呼吸をする、ルーティンを確立する、ポジティブな言葉を自分にかけるなど、自分なりの集中方法を見つけると良いでしょう。

また、同伴者との会話を楽しむ、美しい景色に目を向けるなど、ゴルフ本来の楽しさに意識を向けることも有効です。失敗したショットがあっても、すぐに気持ちを切り替える練習をしましょう。次のホール、次のショットは新しいチャンスです。

状況メンタルコントロールのコツ
ティーショット前の緊張深呼吸を数回行い、肩の力を抜く。自分のルーティンをゆっくりと実行する。
ミスショットの後「ドンマイ」「次がある」と心の中で唱え、すぐに気持ちを切り替える。ミスを引きずらない。
スコアを意識しすぎるとき「1打1打に集中する」という意識に切り替える。結果ではなくプロセスを楽しむ。
良いショットが出たとき喜びすぎず、次のショットへの集中を維持する。

4.2 60代のゴルフ上達に必須のコース戦略

60代からのゴルフでは、飛距離や体力に限界があることを理解し、それに見合った賢いコース戦略を立てることがスコア安定の鍵となります。無理な攻め方は避け、安全策を基本としたマネジメントを心がけましょう。

4.2.1 無理のない攻め方でスコアを安定させる

飛距離が落ちた分、無理にドライバーを振り回したり、長い距離を狙ったりする必要はありません。むしろ、得意なクラブで確実にフェアウェイをキープし、パーオンにこだわらず、ボギーオンでも良いという割り切った考え方が重要です。例えば、グリーン手前に刻んでアプローチで寄せる「マネジメントゴルフ」を徹底することで、大叩きを減らし、安定したスコアに繋げることができます。

また、コースのレイアウトを事前に確認し、どこにハザードがあるか、どこが安全なランディングエリアかを把握しておくことも大切です。自分の飛距離と相談しながら、無理のない番手選択を心がけましょう。パー5では、2オンを狙わず、確実に3打でグリーンに乗せる戦略が有効です。

4.2.2 OBや池を避けるための判断基準

OBや池、深いバンカーといったハザードは、スコアを大きく崩す原因となります。これらを避けるための明確な判断基準を持つことが、60代のゴルフ上達には不可欠です。

ティーショットでは、無理に飛ばそうとせず、フェアウェイの広い部分や安全なサイドを狙いましょう。たとえ距離が残っても、OBゾーンに打ち込むよりははるかに良い結果に繋がります。左右にOBがあるホールでは、少し短めのクラブで確実にフェアウェイをキープする選択も有効です。

池越えのショットでは、自信がない場合は無理せず、手前に刻む「レイアップ」を選択しましょう。1打損をするように見えても、池に入れるよりは確実にスコアを安定させることができます。グリーン周りのバンカーも同様で、無理にピンを狙わず、バンカーを避けてグリーンの広い場所を狙う意識が大切です。

状況賢いコース戦略
左右にOBがあるホールドライバーを避け、得意なクラブで確実にフェアウェイをキープする。
池越えのショット無理せず手前に刻む(レイアップ)選択肢を常に考慮する。
グリーンの手前にバンカーバンカーを避け、グリーンの奥や広い部分を狙う。
長いパー4やパー5パーオンにこだわらず、確実に3打や4打でグリーンに乗せる戦略を立てる。
ライが悪い場所無理なリカバリーショットは避け、出すだけ、刻むだけといった安全策を優先する。

5. まとめ

60代からのゴルフ上達は、無理なく、賢く上達を目指すことが鍵となります。本記事でご紹介したように、スイングの基本見直しから、ショートゲームの精度向上、ご自身に合ったクラブ選び、そして無理のない体作りとメンタル・コースマネジメントまで、多角的にアプローチすることがスコアアップへの近道です。特に、体に負担の少ないコンパクトなスイングや、ショートゲームの反復練習は、年齢を重ねても着実に効果が出やすく、スコアに直結します。また、軽量シャフトやロフト角の大きいクラブの活用、日々のストレッチやウォーミングアップも、無理なくゴルフを長く楽しむ上で非常に重要です。これら全てをバランス良く取り入れることで、無理なく飛距離を伸ばし、スコアを劇的に改善させることが可能です。ゴルフは生涯楽しめる素晴らしいスポーツ。60代からでも、工夫と継続によって、ゴルフの奥深さをさらに追求し、充実したゴルフライフを送り続けられるでしょう。

この記事を書いた人
Next One Lab 編集長 ともさん

40代で体の衰えを感じ、ゴルフ・ヨガ・キックボクシングのスクールやジムに通い、10年以上スポーツにより健康生活を楽しんでいる現在50代のおじさん。

今まで経験したスポーツだけでなく、これから挑戦したいスポーツも、50代のおじさん目線でメディアを運営しています。

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