ランニングウェア 夏 快適:猛暑を乗り切る涼感アイテムも徹底比較

ランニング

「ランニングウェア 夏 快適」で検索したあなたへ。この記事では、夏のランニングを快適に楽しむためのウェア選びのすべてがわかります。吸汗速乾性や通気性、UVカット機能といった必須ポイントから、トップス、ボトムス、小物までアイテム別に徹底解説。さらに、猛暑を乗り切る接触冷感や冷却機能付きの涼感アイテムも比較紹介します。ナイキ、アディダスといった主要ブランドのおすすめから、快適な着こなし術まで網羅。汗や日差しに悩まされず、夏でも最高のランニング体験を手に入れましょう。

  1. 1. 夏のランニングウェア選びで重視すべきポイント
    1. 1.1 吸汗速乾性で汗冷えとベタつきを防ぐ
    2. 1.2 通気性で熱気を逃がし快適に
    3. 1.3 UVカット機能で日焼け対策も万全に
    4. 1.4 軽量性とストレッチ性で動きやすさを確保
  2. 2. ランニングウェア 夏 快適に過ごすためのアイテム別紹介
    1. 2.1 トップス
      1. 2.1.1 Tシャツ(半袖・ノースリーブ)
      2. 2.1.2 アームカバー
    2. 2.2 ボトムス
      1. 2.2.1 ショートパンツ・ハーフパンツ
      2. 2.2.2 ランニングタイツ(UV対策・着圧)
    3. 2.3 小物
      1. 2.3.1 キャップ・サンバイザー
      2. 2.3.2 ランニングソックス
  3. 3. 猛暑を乗り切る涼感アイテム徹底比較
    1. 3.1 接触冷感素材のランニングウェア
      1. 3.1.1 接触冷感素材の仕組みと特徴
      2. 3.1.2 選び方のポイント
      3. 3.1.3 接触冷感素材ウェアのメリット・デメリット
    2. 3.2 冷却機能付きアクセサリー(クールタオル、ネッククーラー)
      1. 3.2.1 クールタオル
      2. 3.2.2 ネッククーラー
        1. 3.2.2.1 ネッククーラーの種類と特徴比較
    3. 3.3 通気性抜群のメッシュ素材ウェア
      1. 3.3.1 メッシュ素材の特性と効果
      2. 3.3.2 選び方のポイント
      3. 3.3.3 メッシュ素材ウェアのメリット・デメリット
  4. 4. 主要ブランド別おすすめランニングウェア 夏モデル
    1. 4.1 ナイキ
    2. 4.2 アディダス
    3. 4.3 アシックス
    4. 4.4 ミズノ
    5. 4.5 アンダーアーマー
    6. 4.6 ワークマン
  5. 5. 夏のランニングをさらに快適にする着こなしと工夫
    1. 5.1 レイヤリングのコツ
    2. 5.2 水分補給と日陰の活用
  6. 6. まとめ

1. 夏のランニングウェア選びで重視すべきポイント

夏のランニングは、ただでさえ厳しい暑さとの戦いです。しかし、適切なウェアを選ぶことで、その過酷さを軽減し、快適かつ安全にランニングを楽しむことができます。ここでは、夏のランニングウェア選びにおいて特に重視すべき4つのポイントを詳しく解説します。

1.1 吸汗速乾性で汗冷えとベタつきを防ぐ

夏のランニングでは大量の汗をかきます。汗は体温調節のために非常に重要ですが、ウェアが汗を吸収して肌にまとわりつくと、不快なベタつきや、汗が乾く際の気化熱による「汗冷え」を引き起こす可能性があります。吸汗速乾性に優れた素材は、汗を素早く生地表面に吸い上げ、広範囲に拡散させることで効率的に蒸発させます。

この機能により、肌は常にドライな状態を保ちやすくなり、ランニング中の不快感を大幅に軽減します。また、汗冷えを防ぐことで、体力の消耗を抑え、パフォーマンスの維持にも繋がります。ポリエステルなどの化学繊維が主な素材として用いられており、繊維の構造や加工によって吸汗速乾性能はさらに高められています。

1.2 通気性で熱気を逃がし快適に

ウェア内に熱気がこもると、体温が上昇しやすくなり、熱中症のリスクが高まります。夏のランニングにおいて、通気性は体温調節と快適性を保つ上で極めて重要な要素です。通気性の良いウェアは、外部の涼しい空気を取り込み、ウェア内にこもった熱や湿気を効率的に外部へと排出します。

特に、メッシュ素材を多用したデザインや、脇下や背中などにレーザーカットによる通気孔が設けられたウェアは、空気の流れを促進し、優れた通気性を発揮します。これにより、ウェア内のムレを抑え、常に涼しく快適な状態を維持しやすくなります。熱中症対策としても、通気性の高いウェアを選ぶことは非常に有効です。

1.3 UVカット機能で日焼け対策も万全に

夏の強い日差しは、肌に有害な紫外線を多く含んでいます。紫外線は日焼けだけでなく、シミやそばかすの原因となるほか、肌の老化を促進し、長期的には皮膚がんのリスクを高める可能性もあります。また、ランニング中に紫外線を浴び続けると、体力の消耗や疲労感の増大にも繋がります。

UVカット機能付きのランニングウェアは、紫外線を効果的に遮断し、肌を保護します。UVカット性能は「UPF(Ultraviolet Protection Factor:紫外線保護指数)」という数値で表示され、その数値が高いほど紫外線の遮断効果が高くなります。夏の屋外での活動には、UPF25以上のウェアを選ぶのがおすすめです。

UPF値紫外線防御指数効果の目安
15-24良い日常使いや短時間の外出に
25-39非常に良い屋外での活動、軽いスポーツに
40-50+優れている長時間の屋外活動、炎天下でのスポーツに

1.4 軽量性とストレッチ性で動きやすさを確保

ランニングは全身運動であり、ウェアの重さや動きにくさはパフォーマンスに直結します。夏のランニングでは、少しでも身体への負担を減らすために、軽量なウェアを選ぶことが重要です。軽量なウェアは、身体に余計な重さを感じさせず、軽快なフットワークをサポートし、長距離を走る際の疲労軽減にも繋がります。

また、ウェアのストレッチ性(伸縮性)も、ランニングの動きやすさを左右する重要な要素です。腕振りや足上げ、身体のひねりなど、ランニング中のあらゆる動作を妨げない、適度な伸縮性のある素材を選ぶことで、ストレスなくスムーズに身体を動かすことができます。ポリエステルとポリウレタンの混紡素材などが、優れた軽量性とストレッチ性を両立しています。

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2. ランニングウェア 夏 快適に過ごすためのアイテム別紹介

夏のランニングウェア アイテム別紹介 トップス 半袖T 日焼け対策と 動きやすさのバランス ノースリーブ 抜群の通気性 熱放出効率が高い アームカバー UVカット・接触冷感 体温調節機能 ボトムス ショート パンツ 軽快な動き 通気性抜群 ハーフ パンツ 適度な丈の長さ インナー内蔵 ランニング タイツ UV対策・着圧効果 筋肉サポート 小物 キャップ 頭部全体を保護 サンバイザー 通気性重視 ランニングソックス 吸汗速乾・クッション性 五本指ソックス 指間の蒸れ防止 快適性向上 パフォーマンス向上

夏のランニングを快適に楽しむためには、機能性に優れたアイテム選びが不可欠です。ここでは、暑い季節に特におすすめのランニングウェアと小物について、それぞれの特徴と選び方のポイントを詳しく解説します。

2.1 トップス

上半身のウェアは、汗をかきやすい夏において特に重要な役割を担います。吸汗速乾性と通気性に優れた素材を選ぶことで、汗冷えやベタつきを防ぎ、常にドライで快適な状態を保つことができます。

2.1.1 Tシャツ(半袖・ノースリーブ)

夏のランニングウェアの基本となるTシャツは、素材選びが最も重要です。ポリエステルなどの化学繊維は吸汗速乾性に優れ、汗を素早く吸収して外に排出し、生地が肌に張り付く不快感を軽減します。また、メッシュ素材を部分的に採用したものは、通気性がさらに向上し、熱がこもりにくいため、真夏の暑さの中でも涼しさを感じやすいでしょう。

半袖Tシャツは、肩や腕をカバーしつつ、動きやすさを確保できるバランスの取れた選択肢です。日中の日差しが強い時間帯や、日焼けを避けたい場合には特に有効です。一方、ノースリーブは腕周りの解放感が抜群で、最も涼しく感じられるアイテムです。熱を効率的に放出し、腕の動きを妨げないため、暑さに強い方や、より軽快な動きを求めるランナーに適しています。ただし、肩や腕が直接日差しに晒されるため、日焼け対策としてUVカット機能のある日焼け止めやアームカバーとの併用が推奨されます。

タイプ特徴メリットデメリット
半袖Tシャツ肩から腕にかけて適度にカバー日焼け対策と動きやすさのバランスが良い、幅広いシーンで着用可能ノースリーブに比べると通気性がやや劣る場合がある
ノースリーブ腕周りが完全に露出抜群の解放感と通気性、熱の放出効率が高い肩や腕が日焼けしやすい、紫外線対策が必須

2.1.2 アームカバー

アームカバーは、夏のランニングにおける日焼け対策と体温調節に非常に役立つアイテムです。UVカット機能付きのものは、強い日差しから腕を守り、紫外線による肌へのダメージを防ぎます。特に接触冷感素材のアームカバーは、肌に触れた瞬間にひんやりとした感触があり、汗をかくことでさらに冷却効果が高まるため、暑い日でも快適にランニングを続けられます。

また、吸汗速乾性に優れた素材であれば、汗を素早く吸収・拡散し、腕のベタつきや不快感を軽減します。着脱が容易なため、日差しの強さや体感温度に合わせて、簡単に調整できるのも大きな利点です。腕全体を適度な着圧でサポートするタイプもあり、筋肉のブレを抑え、疲労軽減にも貢献します。

2.2 ボトムス

下半身のウェアは、動きやすさと通気性を重視して選びましょう。汗をかいても肌にまとわりつかず、足の運びをスムーズにするアイテムが夏のランニングには最適です。

2.2.1 ショートパンツ・ハーフパンツ

夏のランニングボトムスの定番であるショートパンツやハーフパンツは、その名の通り丈が短く、足の動きを妨げない軽快さが魅力です。通気性に優れた軽量なポリエステル素材が主流で、汗をかいてもすぐに乾き、肌に張り付く不快感を抑えます。

多くのランニング用ショートパンツには、インナーブリーフやインナータイツが内蔵されています。これにより、股擦れを防止し、吸汗速乾性を高めるとともに、下着のラインが響くのを防ぐ効果もあります。インナーの有無や丈の長さは、個人の好みや求める快適性によって選びましょう。また、ウエスト部分にドローコードが付いているものや、小物を収納できるポケットがあるものを選ぶと、利便性が向上します。

2.2.2 ランニングタイツ(UV対策・着圧)

夏でもランニングタイツを着用するランナーは少なくありません。特に、UVカット機能を持つ薄手のランニングタイツは、日差しから脚全体を保護し、日焼け対策として非常に有効です。接触冷感素材を採用したタイプであれば、暑い季節でもひんやりとした肌触りで快適に着用できます。

着圧機能付きのタイツは、筋肉を適度にサポートすることで、ランニング中の筋肉のブレを抑え、疲労軽減やパフォーマンス向上に貢献すると言われています。夏用として設計されたタイツは、通気性の高いメッシュ素材を部分的に使用したり、吸汗速乾性に優れた薄手の生地を採用したりするなど、暑さ対策が施されています。ショート丈のタイツは、膝上までのサポートで動きやすさを重視し、ロング丈のタイツは、脚全体をカバーしてUV対策や着圧効果を最大限に発揮します。

2.3 小物

ランニング中の快適性を高めるためには、ウェアだけでなく小物選びも重要です。日差し対策や足元の快適性を追求することで、夏のランニングの質は格段に向上します。

2.3.1 キャップ・サンバイザー

夏の強い日差しから頭部と顔を守るために、キャップやサンバイザーは必須アイテムです。キャップは頭部全体を覆い、直射日光による頭部の温度上昇を抑えるとともに、汗が目に入るのを防ぐ効果もあります。一方、サンバイザーは頭頂部が開いているため通気性が高く、熱がこもりにくいのが特徴です。どちらも軽量で吸汗速乾性に優れたポリエステル素材やメッシュ素材が主流で、汗をかいても快適に着用できます。つばの広いタイプは、顔への日差しをより効果的に遮断し、視界の確保にも役立ちます。

アイテム特徴メリットデメリット
キャップ頭部全体を覆う頭部への直射日光を防ぐ、汗が目に入るのを防ぐ頭頂部に熱がこもりやすい場合がある
サンバイザー頭頂部が開いている通気性が良く、熱がこもりにくい頭頂部が日差しに晒されるため、日焼け対策が必要

2.3.2 ランニングソックス

足元の快適性は、ランニングのパフォーマンスとモチベーションに直結します。夏のランニングソックスに求められるのは、吸汗速乾性と通気性、そしてマメの発生を防ぐ摩擦軽減機能です。汗を素早く吸収して外に排出し、靴の中の蒸れや不快感を抑えることで、足の皮膚トラブルを防ぎます。

また、クッション性に優れたソックスは、着地時の衝撃を吸収し、足への負担を軽減します。指先が分かれている五本指ソックスは、指間の汗を吸収し、蒸れを防ぐとともに、指の独立した動きをサポートして安定性を高めます。丈の長さは、くるぶし丈やショート丈が一般的で、シューズとの相性や個人の好みに合わせて選びましょう。抗菌防臭加工が施されたソックスは、汗による不快な臭いを抑える効果も期待できます。

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3. 猛暑を乗り切る涼感アイテム徹底比較

日本の夏は年々厳しさを増し、ランニング中に熱中症のリスクも高まっています。ただの吸汗速乾ウェアでは物足りないと感じる猛暑日には、より積極的な冷却効果を持つアイテムを取り入れることが重要です。ここでは、ランニング中の体温上昇を抑え、快適さを維持するための「涼感アイテム」を徹底的に比較し、その特徴と選び方を詳しく解説します。

3.1 接触冷感素材のランニングウェア

肌に触れた瞬間にひんやりと感じる接触冷感素材は、夏のランニングウェアの代表的な選択肢の一つです。この冷感は、素材が持つ熱伝導率の高さによって、肌の熱が瞬時に生地へと移動することで生じます。着るだけで手軽に涼しさを得られるため、暑がりのランナーには特におすすめです。

3.1.1 接触冷感素材の仕組みと特徴

接触冷感素材は、ナイロンやポリエステルといった化学繊維に特殊な加工を施したり、独自の繊維構造を持たせることで、肌から生地への熱移動を促進します。Q-max(最大熱吸収速度)という数値で冷感度が示され、数値が高いほど「ひんやり感」が強いとされています。吸汗速乾性とUVカット機能を兼ね備えている製品も多く、一枚で夏のランニングに必要な機能を網羅できる点が魅力です。

3.1.2 選び方のポイント

  • Q-max値の確認:製品情報にQ-max値が記載されている場合は、目安として参考にしましょう。一般的に0.2以上で冷感を感じやすいとされます。

  • 肌触り:実際に触れてみて、肌に心地よい滑らかさや柔らかさがあるかを確認することが大切です。

  • 吸汗速乾性との両立:接触冷感だけでなく、汗を素早く吸収・拡散する機能が備わっているかを確認しましょう。汗をかいてもべたつかず、冷感が持続しやすくなります。

  • フィット感:肌に密着するほど冷感を感じやすい傾向がありますが、締め付けすぎない適度なフィット感を選ぶことで、動きやすさも確保できます。

3.1.3 接触冷感素材ウェアのメリット・デメリット

メリットデメリット
着るだけで手軽に涼感が得られる冷感の持続性には限界がある(汗をかくと効果が薄れる場合も)
化学物質を使用しないため肌に優しい洗濯方法によっては冷感効果が低下する可能性がある
吸汗速乾性やUVカット機能を持つ製品が多い製品によっては価格が高めになることがある

3.2 冷却機能付きアクセサリー(クールタオル、ネッククーラー)

ウェアだけでは追いつかない猛暑日や、より集中的に体を冷やしたい場合に活躍するのが、冷却機能付きのアクセサリーです。クールタオルやネッククーラーは、特定の部位を効率的に冷やすことで、体全体のクールダウンをサポートし、熱中症対策にも貢献します。

3.2.1 クールタオル

水に濡らして絞り、振ることで生地の温度が下がり、ひんやり感が得られるタオルです。水分の気化熱を利用して冷却するため、何度でも繰り返し使用できるのが最大の魅力です。首に巻いたり、顔や腕を拭いたりすることで、手軽にクールダウンできます。

  • 冷却原理:水分の気化熱

  • 使い方:水で濡らす→絞る→数回振る

  • メリット:手軽に冷却、繰り返し使用可能、コンパクトに持ち運べる、全身に使える

  • デメリット:濡らす手間が必要、冷却効果の持続性は環境に左右される

3.2.2 ネッククーラー

首元を直接冷やすことで、効率的に体温の上昇を抑えるアイテムです。首には太い血管が通っているため、ここを冷やすことは体全体のクールダウンに非常に効果的です。様々なタイプがあり、使用シーンや好みに合わせて選べます。

3.2.2.1 ネッククーラーの種類と特徴比較
種類冷却原理特徴メリットデメリット
水で濡らすタイプ(気化熱式)水分の気化熱タオル同様、水で濡らして使用。首元にフィットする形状。手軽で経済的、繰り返し使用可能濡らす手間、効果の持続性が環境に左右される
PCM素材タイプ(保冷剤式)28℃以下の環境で凍結・吸熱する特殊素材(PCM)結露しにくく、冷たすぎない適度な冷却が持続。結露しにくい、冷たすぎず快適、繰り返し使用可能、電源不要凍結に時間がかかる、冷却効果は外気温に依存
電動ファンタイプ小型ファンによる送風バッテリーで駆動するファンが首元に風を送る。即座に涼しさを感じられる、風量調整可能バッテリー充電が必要、重さがある、動作音が気になる場合がある

3.3 通気性抜群のメッシュ素材ウェア

接触冷感や冷却機能とは異なり、生地の構造そのもので涼しさを追求するのがメッシュ素材のウェアです。空気の通り道を多く確保することで、ウェア内にこもる熱気や湿気を効率的に排出し、常にドライで快適な状態を保ちます。特に風のある日や、動きの多いランニングでその真価を発揮します。

3.3.1 メッシュ素材の特性と効果

メッシュ素材は、生地に意図的に隙間(網目)を作ることで、高い通気性を実現しています。これにより、汗をかいても肌に生地が張り付きにくく、空気の流れによって汗が素早く蒸発しやすくなります。軽量性にも優れているため、ランニング中の体の負担を軽減し、まるで何も着ていないかのような軽やかな着心地を提供します。

3.3.2 選び方のポイント

  • メッシュの粗さ:メッシュの目が粗いほど通気性は高まりますが、透け感が気になる場合もあります。用途や好みに合わせて選びましょう。

  • 吸汗速乾性との組み合わせ:通気性だけでなく、汗を素早く吸い上げ、拡散する吸汗速乾機能も重要です。両方の機能が高いレベルで備わっているかを確認しましょう。

  • 肌触り:直接肌に触れるものなので、チクチクしない滑らかな肌触りのものを選びましょう。

  • UVカット機能:メッシュ素材は通気性が高い反面、UVカット性能が低い製品もあります。日焼け対策を重視する場合は、UVカット機能の有無を確認することが大切です。

3.3.3 メッシュ素材ウェアのメリット・デメリット

メリットデメリット
抜群の通気性で熱気や湿気を効率的に排出製品によっては透け感が気になる場合がある
軽量で動きやすく、汗をかいてもべたつきにくいUVカット性能が低い製品もあるため注意が必要
自然な涼しさを感じられる風がない場所では効果が限定的になることもある

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4. 主要ブランド別おすすめランニングウェア 夏モデル

夏のランニングを快適にするためには、機能性に優れたウェア選びが不可欠です。ここでは、主要なランニングウェアブランドが展開する夏モデルの中から、特におすすめのアイテムやシリーズをピックアップしてご紹介します。各ブランドの独自技術や特徴を比較し、ご自身のランニングスタイルや好みに合った一着を見つける参考にしてください。

4.1 ナイキ

ナイキは、革新的なテクノロジーと洗練されたデザインで世界中のランナーに支持されています。夏のランニングウェアでは、特に吸汗速乾性に優れた「Dri-FIT(ドライフィット)」テクノロジーが中心です。汗を素早く吸収し、生地表面に拡散して蒸発させることで、常にドライで快適な状態を保ちます。さらに、通気性を高めるメッシュ素材やレーザーカット加工を施したモデルも多く、猛暑の中でも涼しさを追求しています。

特に、トップレベルのランナー向けには「Dri-FIT ADV」シリーズがあり、最先端の冷却機能と軽量性を兼ね備えています。また、カジュアルなデザインのアイテムも豊富で、普段使いから本格的なトレーニングまで幅広く対応します。

カテゴリおすすめシリーズ・特徴
トップスDri-FIT ADVシリーズ:最高の吸汗速乾性と通気性、超軽量。
Dri-FIT Oneシリーズ:幅広いランナーに対応する汎用性の高さと快適性。
ボトムスDri-FIT Challengerシリーズ:軽量で動きやすいショートパンツ、通気性に優れる。
Dri-FIT Phenom Eliteシリーズ:サポート力と快適性を両立したランニングタイツ。
その他AeroBillキャップ:軽量で通気性に優れたキャップ、UV対策にも。

4.2 アディダス

アディダスは、スポーツパフォーマンスとサステナビリティを両立させたランニングウェアを提供しています。夏のウェアでは、吸汗速乾素材「AEROREADY(エアロレディ)」が核となり、汗を素早く吸い取り、ランニング中のベタつきを軽減します。また、リサイクル素材を積極的に採用している点も特徴で、環境に配慮しながら快適なランニングを実現します。

「ADIZERO(アディゼロ)」シリーズは、特にレースやスピードトレーニングに特化した軽量で通気性の高いアイテムが揃っており、真夏の過酷なコンディションでも最高のパフォーマンスを引き出す設計です。スタイリッシュなデザインも魅力で、機能性だけでなくファッション性も重視するランナーにおすすめです。

カテゴリおすすめシリーズ・特徴
トップスAEROREADYシリーズ:優れた吸汗速乾性と快適な肌触り、豊富なデザイン。
ADIZEROシリーズ:超軽量で通気性抜群、レースやスピード練習に最適。
ボトムスAEROREADYショーツ:通気性の良いメッシュ素材とドローコードで調整可能。
Own the Runシリーズ:日常のランニングからトレーニングまで幅広く対応。
その他ランニングキャップ:UVカット機能と吸汗速乾性を備え、日差しから保護。

4.3 アシックス

アシックスは、日本のランナーの足を知り尽くしたシューズメーカーとして、ウェアにもその知見を活かしています。特に、日本人の体型に合わせたフィット感と、ランニング中の動きを妨げないカッティングが特徴です。夏のランニングウェアでは、吸汗速乾性と通気性に加え、独自の冷却機能を持つ素材も展開しています。

「ACTIBREEZE™(アクティブリーズ)」テクノロジーは、ウェア内の空気の流れを促進し、体温上昇を抑制する画期的な技術です。また、UVカット機能を持つアイテムも多く、日差しが強い夏のランニングでも肌をしっかり保護します。機能性と快適性を追求し、どんなコンディションでも集中して走りたいランナーにおすすめです。

カテゴリおすすめシリーズ・特徴
トップスACTIBREEZE™シリーズ:通気性と冷却効果を追求、猛暑対策に最適。
JAPONISM GRAPHICシリーズ:日本の美意識を取り入れたデザインと機能性。
ボトムスVENTILATE ACTIBREEZE™ショーツ:サイドスリットと通気孔で涼しさを確保。
ROADシリーズ:軽量でストレッチ性に優れ、長距離ランニングにも対応。
その他アームカバー:UVカット機能付きで日焼け対策、吸汗速乾性も兼ね備える。

4.4 ミズノ

ミズノは、長年のスポーツ科学研究に基づいた信頼性の高い製品を提供しています。夏のランニングウェアでは、独自の吸汗速乾素材「ミズノクイックドライプラス」や、接触冷感素材「アイスタッチ」が中心です。これらの素材は、汗をかいても肌にまとわりつきにくく、サラサラとした肌触りを保ちます。

特に「ドライエアロフロー」シリーズは、ウェア内の通気性を極限まで高める特殊なメッシュ構造が特徴で、汗が気化する際の冷却効果を促進します。日本の気候に合わせた機能開発に力を入れており、蒸し暑い日本の夏でも快適にランニングを楽しめるよう設計されています。幅広いランナーに対応する豊富なラインナップも魅力です。

カテゴリおすすめシリーズ・特徴
トップスドライエアロフローシリーズ:通気孔を設けた特殊素材で、熱気を効率的に排出。
アイスタッチシリーズ:着用時にひんやり感じる接触冷感素材で、暑い日も快適。
ボトムスミズノクイックドライプラスショーツ:軽量で吸汗速乾性に優れ、動きやすい。
ランニングタイツ:UVカット機能付きで日差しから肌を守り、適度な着圧でサポート。
その他ランニングソックス:吸汗速乾性に加え、メッシュ構造で通気性を高め、ムレを軽減。

4.5 アンダーアーマー

アンダーアーマーは、コンプレッションウェアの先駆者として知られ、ランニングウェアにもその技術が活かされています。夏のウェアでは、高い吸汗速乾性と伸縮性、そして体温調整機能を重視しています。独自の「UA ISO-CHILL(アイソチル)」テクノロジーは、生地に練り込まれた特殊な粒子が熱を吸収・発散し、着用した瞬間にひんやりとした感触を提供します。

また、「UA RUSH(ラッシュ)」シリーズは、鉱物由来のテクノロジーが身体から発する熱エネルギーを反射し、パフォーマンス向上をサポートするとされています。筋肉を適度にサポートしながら、汗をかいてもベタつきにくい快適な着心地が特徴で、集中してトレーニングに取り組みたいランナーにおすすめです。

カテゴリおすすめシリーズ・特徴
トップスUA ISO-CHILLシリーズ:接触冷感機能で、真夏のランニングでも涼しさを維持。
UA RUSHシリーズ:体熱を反射し、パフォーマンスをサポートする高機能ウェア。
ボトムスUA ISO-CHILLショーツ:軽量で通気性に優れ、涼しく快適な履き心地。
コンプレッションタイツ:筋肉をサポートし、疲労軽減に貢献、UVカット機能も。
その他キャップ:吸汗速乾素材とメッシュパネルで、頭部を快適に保つ。

4.6 ワークマン

ワークマンは、高機能でありながら手頃な価格帯で、近年ランニング愛好家からも注目を集めています。夏のランニングウェアでは、吸汗速乾性、UVカット機能、接触冷感といった快適性を追求したアイテムが豊富です。プロの作業現場で培われた耐久性と機能性を、一般のスポーツウェアにも応用しています。

「Find-Out(ファインドアウト)」シリーズは、特にランニングやアウトドアスポーツ向けに開発されており、デザイン性も高く評価されています。「クールコア」シリーズなどの冷却機能付きウェアも人気で、コストパフォーマンスに優れながらも、夏の厳しい暑さ対策に十分な性能を発揮します。気軽に夏のランニングを楽しみたい方や、複数のアイテムを揃えたい方におすすめです。

カテゴリおすすめシリーズ・特徴
トップスFind-Outシリーズ:吸汗速乾性とUVカット機能を備え、豊富なカラー展開。
クールコアシリーズ:水に濡らして着用することで冷却効果を発揮、猛暑対策に。
ボトムスFind-Outドライショートパンツ:軽量で動きやすく、汗をかいてもベタつきにくい。
冷感ストレッチハーフパンツ:接触冷感素材でひんやり快適、普段使いにも。
その他冷感アームカバー:UVカット機能と接触冷感で、腕の日焼けと暑さを軽減。

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5. 夏のランニングをさらに快適にする着こなしと工夫

夏のランニングを快適にするためには、適切なウェア選びはもちろんのこと、着こなし方やランニング中の工夫も非常に重要です。ここでは、猛暑の中でも安全かつ快適に走り続けるための実践的なヒントをご紹介します。

5.1 レイヤリングのコツ

夏のランニングにおけるレイヤリング(重ね着)は、冬とは異なり、主に「汗処理」と「体温調節」を目的とします。気温や時間帯に合わせて賢く重ね着することで、汗冷えや体温の過度な上昇を防ぎ、快適性を高めることができます。

基本的な考え方としては、吸汗速乾性に優れたベースレイヤー(Tシャツ)を核とし、必要に応じてアームカバーや薄手のベスト、ウィンドブレーカーなどを組み合わせます。

時間帯・状況推奨レイヤリングポイント
早朝・夕方(肌寒い時間帯)吸汗速乾Tシャツ + アームカバー + 薄手ベストまたはウィンドブレーカー走り始めの冷え込み対策、日差し対策。体温上昇に合わせて脱ぎ着しやすいものを選ぶ。
日中(気温が高い時間帯)吸汗速乾Tシャツ + アームカバー(日差し対策)徹底した吸汗速乾性と通気性で体温上昇を抑制。直射日光から肌を守る。
小雨・風のある日吸汗速乾Tシャツ + 軽量撥水ウィンドブレーカー雨や風から体を守りつつ、ムレにくい素材を選ぶ。

アームカバーは、日差しが強い時間帯の紫外線対策として非常に有効です。また、着脱することで体温調節がしやすくなるため、気温の変化に対応できます。薄手のベストやウィンドブレーカーは、早朝や夕方の肌寒い時間帯、あるいは風が強い日に体幹を冷やさないために役立ちますが、日中の暑い時間帯には通気性を妨げるため避けるのが賢明です。

5.2 水分補給と日陰の活用

夏のランニングで最も重要なのが、熱中症や脱水症状を防ぐための「水分補給」と、体力の消耗を抑えるための「日陰の活用」です。ウェアだけでは防ぎきれない、身体の内側からのケアと環境への配慮が、快適なランニングを左右します。

項目具体的な工夫効果・ポイント
水分補給のタイミング走る30分前、ランニング中15~20分に一度、走り終えた後にもしっかりと脱水症状や熱中症の予防。パフォーマンスの維持。
飲み物の種類水、スポーツドリンク(電解質補給)、経口補水液汗で失われる水分と塩分、ミネラルをバランス良く補給。カフェイン飲料やアルコールは避ける。
水分補給アイテムボトルポーチ、ハイドレーションベストランニング中に両手がふさがらず、必要な水分を携帯できる。
ランニング時間帯早朝(日の出後すぐ)や夕方(日没後)の比較的涼しい時間帯を選ぶ直射日光と気温のピークを避け、熱中症リスクを低減。
コース選び公園の木陰、並木道、川沿いなど、日差しを遮れる場所を選ぶ直射日光を避けることで体感温度が下がり、体力の消耗を抑える。
日焼け止めウェアで覆いきれない顔や首、腕などに塗布紫外線による肌へのダメージを軽減し、体力の消耗も抑える。

水分補給は、喉が渇いたと感じる前にこまめに行うことが大切です。特に30分以上のランニングでは、スポーツドリンクで電解質も補給することをおすすめします。携帯ボトルやハイドレーションベストを活用し、常に水分を携行しましょう。

また、日差しが強い時間帯を避けることは、熱中症予防の基本です。早朝や夕方の涼しい時間帯を選び、コースも木陰が多い場所や、日陰になりやすい公園などを積極的に選ぶことで、体力の消耗を大きく抑えることができます。日焼け止めクリームの併用も、紫外線対策として効果的です。

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6. まとめ

夏のランニングを快適に楽しむためには、吸汗速乾性、通気性、UVカット機能、そして軽量性・ストレッチ性を兼ね備えたウェア選びが不可欠です。猛暑対策には、接触冷感素材や冷却機能付きアクセサリーの活用も効果的。ナイキ、アシックス、ワークマンなど多様なブランドから最適なアイテムを選び、水分補給や日陰の活用といった工夫と組み合わせることで、暑い夏でも安全かつ快適なランニングを存分に楽しむことができるでしょう。

この記事を書いた人
Next One Lab 編集長 ともさん

40代で体の衰えを感じ、ゴルフ・ヨガ・キックボクシングのスクールやジムに通い、10年以上スポーツにより健康生活を楽しんでいる現在50代のおじさん。

今まで経験したスポーツだけでなく、これから挑戦したいスポーツも、50代のおじさん目線でメディアを運営しています。

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