キックボクシングする男性が揃えるべき道具は?失敗しない選び方とオススメ一式

キックボクシング
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キックボクシングを始める男性の皆さん、どんな道具を揃えれば良いか迷っていませんか?本記事では、キックボクシングを安全かつ快適に始めるために必要な道具一式を徹底解説します。グローブやバンテージといった必須アイテムから、男性にとって絶対に必要なファールカップ、さらに練習の質を高めるレガースやキックパンツまで、失敗しない選び方を網羅。サイズ選びの注意点や予算に応じた最適なアイテム選びのコツもご紹介します。この記事を読めば、迷うことなくあなたにぴったりの道具が見つかり、自信を持って練習に臨めるでしょう。

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1. キックボクシングの必須道具 これだけは揃えたい男性向けアイテム

キックボクシングを始める男性がまず最初に揃えるべきは、安全に練習を進めるための必須道具です。これらの道具は、あなたの体を保護し、効果的なトレーニングを可能にするために不可欠です。ここでは、特に男性が重視すべきポイントも踏まえ、それぞれの道具の選び方と役割を詳しく解説します。

1.1 グローブ キックボクシングの顔となる道具

グローブは、キックボクシングにおいて最も象徴的で、かつ最も重要な保護具の一つです。パンチの衝撃から拳を守り、相手やミットを持つトレーナーへの負担を軽減する役割があります。男性の拳の大きさやパワーを考慮し、適切なグローブを選ぶことが非常に大切です。

1.1.1 男性に合ったグローブの選び方 サイズと重さ

キックボクシンググローブのサイズは「オンス(oz)」という単位で表され、重さとクッション性が異なります。男性の場合、体格や用途によって適切なオンスが異なりますが、一般的に以下の目安が推奨されます。

体重(目安)練習用途推奨オンス(oz)
〜60kgミット打ち、サンドバッグ10〜12oz
60kg〜75kgミット打ち、サンドバッグ、マススパーリング12〜14oz
75kg〜ミット打ち、サンドバッグ、マススパーリング、実戦練習14〜16oz

特にスパーリングを行う場合は、相手への安全性を考慮し、14oz以上の重めのグローブを選ぶのが一般的です。初心者の方は、まずはジムのトレーナーに相談し、ご自身の体重や練習内容に合ったオンスを選ぶようにしましょう。大きすぎると拳が中で遊び、小さすぎると保護が不十分になるため、フィット感も重要です。

1.1.2 素材による違いと耐久性

グローブの素材は主に「本革(牛革)」と「合皮(PUレザーなど)」の2種類があります。

  • 本革グローブ
    耐久性に優れ、使い込むほど手に馴染みやすいため、長期間使用したい方や本格的に取り組む方におすすめです。通気性も比較的良く、臭いがこもりにくい傾向にあります。価格は高めですが、その分長く使えるため、コストパフォーマンスが良いと考えることもできます。

  • 合皮グローブ
    比較的安価で手に入りやすく、初心者の方が最初のグローブとして購入しやすいのが特徴です。手入れも簡単ですが、本革に比べて耐久性が劣り、練習頻度が高いと消耗が早い場合があります。まずは気軽に始めたいという方には良い選択肢となるでしょう。

どちらの素材を選ぶかは、予算と練習頻度、そして将来的な目標によって判断すると良いでしょう。

1.1.3 初心者におすすめのグローブブランド

日本国内で広く流通し、初心者からプロまで多くのキックボクサーに愛用されているブランドをいくつかご紹介します。これらのブランドは品質と信頼性が高く、安心して選ぶことができます。

  • Winning(ウイニング): 日本の老舗ブランドで、最高品質として世界的に評価されています。フィット感、耐久性、保護性能すべてにおいて優れていますが、価格は高めです。

  • ISAMI(イサミ): 日本の武道用品メーカーで、キックボクシング用品も幅広く展開しています。品質が高く、初心者にも扱いやすいモデルが豊富です。

  • TWINS Special(ツインズスペシャル): タイのムエタイブランドで、耐久性とデザイン性に優れています。本場タイのグローブを試したい方におすすめです。

  • Reebok(リーボック)、adidas(アディダス): スポーツ用品大手ブランドからもキックボクシンググローブが販売されています。比較的リーズナブルでデザインも豊富なので、最初の1個として検討しやすいでしょう。

実際にジムで試着させてもらうか、先輩やトレーナーの意見も参考にしながら、自分に合ったグローブを見つけるのがベストです。

1.2 バンテージ 手首と拳を守る大切な道具

バンテージは、グローブの下に巻く布製の帯で、グローブだけではカバーしきれない手首の関節と拳の小さな骨を保護する重要な役割を担います。男性のパワフルなパンチングにおいて、手首の捻挫や拳の骨折を防ぐために不可欠なアイテムです。

1.2.1 バンテージの役割と種類

  • 役割
    手首の関節を固定し、パンチの衝撃によるブレや捻挫を防ぎます。また、拳の指の付け根や関節を補強し、小さな骨の保護にも役立ちます。さらに、グローブ内の汗を吸収することで、グローブの衛生状態を保ち、耐久性を高める効果もあります。

  • 種類
    バンテージには主に「伸縮性バンテージ」と「非伸縮性バンテージ」があります。

    • 伸縮性バンテージ: 伸縮性があるため、手にフィットさせやすく、初心者にも巻きやすいのが特徴です。適度な締め付けで快適なフィット感が得られます。

    • 非伸縮性バンテージ: 伸縮性がなく、より強固に手首や拳を固定できます。プロや上級者に好まれますが、巻き方に慣れが必要です。

    長さは2m、3.5m、4.5mなどがありますが、男性の大きな手には4.5m程度の長さが推奨されます。長いほどしっかりと巻くことができます。

1.2.2 正しい巻き方と選び方

バンテージはただ巻けば良いというものではなく、正しい巻き方を習得することが非常に重要です。手首をしっかりと固定し、拳の関節を保護できるように、ジムのトレーナーに直接指導を受けることを強くおすすめします。不適切な巻き方は、かえって怪我の原因となる可能性があります。

選び方としては、まずは伸縮性があり、長さが4.5m程度のものが初心者には扱いやすいでしょう。素材はコットンが一般的で、吸汗性に優れています。複数の色やデザインがあるので、好みに合わせて選ぶのも良いでしょう。

1.3 マウスピース 歯と顎を守る必需品

マウスピースは、スパーリングや対人練習を行う際に、歯や顎、唇、舌などの口腔内を保護するための必需品です。パンチによる衝撃から歯が折れたり、唇を切ったり、顎関節を損傷したりするのを防ぎ、脳震盪のリスクも軽減すると言われています。男性の力強いパンチが繰り出される環境では、その重要性は計り知れません。

1.3.1 マウスピースの種類と選び方

マウスピースには大きく分けて「市販品」と「カスタム品」の2種類があります。

  • 市販品(ボイル&バイトタイプ)
    スポーツ用品店などで手軽に購入できるタイプです。熱湯で柔らかくして、自分の歯型に合わせて噛み締めることで成形します。価格が安く、すぐに手に入りますが、フィット感や保護性能はカスタム品に劣る場合があります。あくまで応急処置的、あるいは軽度の練習用と考えるのが良いでしょう。

  • カスタム品(オーダーメイド)
    歯科医院で歯型を取り、専門の技工士が製作するオーダーメイドのマウスピースです。口の形に完全にフィットするため、高い保護性能と快適な装着感、呼吸のしやすさを実現します。価格は高くなりますが、安全性を最優先するなら断然おすすめです。

本格的にキックボクシングを続けるのであれば、カスタム品のマウスピースを作成することを強く推奨します。歯や顎は一度損傷すると元に戻りにくいため、初期投資として考える価値は十分にあります。

1.3.2 市販品とカスタム品の比較

項目市販品(ボイル&バイト)カスタム品(オーダーメイド)
価格安価(数千円程度)高価(1万円〜数万円)
フィット感自己成形のため限界あり完全にフィット
保護性能限定的非常に高い
呼吸のしやすさ劣る場合がある非常に良い
耐久性比較的低い高い
入手方法スポーツ用品店、ネット歯科医院

安全を考慮し、特にスパーリングを行う男性は、カスタム品のマウスピースを検討してください。

1.4 ファールカップ 男性にとって絶対必須の保護具

ファールカップ(金的ガード)は、男性のキックボクシングにおいて、グローブやマウスピース以上に「絶対必須」と言える保護具です。股間への不意の衝撃から生殖器を保護し、深刻な怪我を防ぐために着用します。特にキックボクシングでは、ローキックや膝蹴りが股間近くに当たるリスクがあるため、その重要性は極めて高いです。

1.4.1 ファールカップの重要性と種類

  • 重要性
    股間への衝撃は激しい痛みを伴うだけでなく、男性機能に永続的な影響を及ぼす可能性もあります。練習中のアクシデントは予期せぬ時に起こるため、常にファールカップを着用しておくことが、安心して練習に集中するための前提となります。

  • 種類
    ファールカップには、大きく分けて「サポーター一体型」と「カップ単体型」があります。

    • サポーター一体型: カップが専用のサポーターに縫い付けられているタイプです。装着が簡単で、ズレにくいのが特徴です。初心者の方や、手軽に装着したい方におすすめです。

    • カップ単体型: カップとサポーターが別々になっており、サポーターのポケットにカップを挿入して使用します。カップの素材や形状を選べるため、より自分に合ったものを見つけやすいという利点があります。複数のサポーターで使い回せるのもメリットです。

    素材は、プラスチック製が一般的ですが、より軽量で衝撃吸収性に優れた金属製やカーボン製のものもあります。

1.4.2 快適で安全なファールカップの選び方

ファールカップを選ぶ上で最も重要なのは「フィット感」と「保護範囲」です。男性の体格や股間の形状は個人差があるため、実際に試着して選ぶのが理想的です。

  • フィット感: 装着時に違和感がなく、動きを妨げないものを選びましょう。ズレやすいものは、いざという時に保護の役割を果たさない可能性があります。サポーターのウエストサイズや、カップの形状が自身の体に合っているかを確認してください。

  • 保護範囲: 肝心な部分をしっかりと覆えるサイズと形状を選びましょう。大きすぎると動きにくく、小さすぎると保護が不十分になります。

  • 通気性: 長時間の練習でも蒸れにくい、通気性の良い素材や構造のものを選ぶと快適です。

  • 素材の強度: プラスチック製でも十分な強度がありますが、より高い安全性を求めるなら、金属製や強化プラスチック製のカップも検討すると良いでしょう。

ファールカップは、あなたの安全を守る最後の砦です。妥協せずに、ご自身に最適なものを選びましょう。

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2. あると便利 練習の質を高めるキックボクシング道具

キックボクシング便利道具一覧 レガース 一体型 セパレート型 キックパンツ サテン ポリエステル トレーニングウェア Tシャツ パンツ メッシュ その他の道具 タオル 水筒 リュック 素材の特徴比較 吸汗速乾性 ポリエステル サテン 通気性 メッシュ レザー 耐久性 本革 PUレザー 価格帯 低価格: ポリエステル 中価格: サテン・PUレザー 高価格: 本革 道具選びのポイント サイズ 適切なフィット感で安全性確保 素材 練習強度に応じた素材選択 価格 予算と品質のバランス レベル別おすすめ 初心者 厚めの保護具、吸汗速乾ウェア 中級者 動きやすさ重視、耐久性考慮 上級者 高品質素材、パフォーマンス最優先

2.1 レガース すね当て スパーリングで役立つ道具

2.1.1 レガースの必要性と種類

キックボクシングにおいて、スパーリング(実戦形式の練習)を行う際には、レガース(すね当て)が必須となります。レガースは、相手のすねや足の甲への衝撃を和らげ、怪我のリスクを大幅に軽減するための重要な保護具です。特に、キックの練習ではすね同士がぶつかることが多く、レガースなしでは大きな痛みや負傷につながる可能性があります。

レガースにはいくつかの種類があり、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

種類特徴適した練習
一体型レガース(シンガード一体型)すねと足の甲が一体化しており、ずれにくく広範囲を保護します。マジックテープやゴムバンドで固定します。初心者から上級者までのスパーリング全般
セパレート型レガース(すね当てと足の甲当てが別)すね部分と足の甲部分が分かれているため、より細かなフィット感の調整が可能です。足の動きの自由度が高い傾向があります。よりテクニカルな動きを重視するスパーリング

また、素材も重要です。耐久性と衝撃吸収性に優れたPUレザー(合成皮革)や本革が一般的です。内側には衝撃吸収材が使用されており、厚みや素材によって保護性能が異なります。

2.1.2 足のサイズに合ったレガースの選び方

レガースを選ぶ際は、ご自身のすねの長さと太さ、そして足の甲のサイズに合ったものを選ぶことが非常に重要です。サイズが合わないレガースは、練習中にずれて保護効果が低下したり、動きを妨げたりする原因となります。

選び方のポイントは以下の通りです。

  • **長さ:** すねの長さがレガースの保護範囲に収まるかを確認します。膝下から足の甲の付け根までをカバーできるものが理想です。
  • **フィット感:** マジックテープやゴムバンドでしっかりと固定でき、練習中にずれないかを確認します。きつすぎず、緩すぎない適度なフィット感が求められます。
  • **厚み:** スパーリングの強度や自身のレベルに合わせて、適切な厚みのものを選びましょう。初心者は厚めのものを選ぶと安心です。

可能であれば、実際に試着して、ご自身の足にフィットするかどうかを確認することをおすすめします。特に、普段着用しているトレーニングシューズや靴下を履いた状態で試着すると、より正確なフィット感がわかります。メーカーによってサイズ表記が異なる場合があるため、S、M、Lといった表記だけでなく、具体的な寸法(cm)を確認すると良いでしょう。

2.2 キックパンツ 動きやすさとモチベーションを高める道具

2.2.1 キックパンツの素材とデザイン

キックパンツは、キックボクシングの練習や試合において、動きやすさを確保し、モチベーションを高めるための重要なアイテムです。一般的なトレーニングウェアとは異なり、キックボクシング特有の大きな足の動きに対応できるよう設計されています。

素材特徴
サテン光沢があり、滑らかな肌触りが特徴です。軽量で動きやすく、デザインのバリエーションも豊富です。通気性も良好です。
ポリエステル吸汗速乾性に優れ、汗をかいてもべたつきにくいのが特徴です。耐久性も高く、洗濯しやすい素材です。

デザイン面では、丈の短いものや、サイドに深いスリットが入っているものが多く見られます。これは、ハイキックなどの大きな足の動きを妨げないための工夫です。カラーやブランドロゴ、刺繍なども多種多様で、自分の好みや個性を表現できるアイテムでもあります。

2.2.2 自分に合ったキックパンツの選び方

キックパンツを選ぶ際は、何よりも「動きやすさ」と「快適さ」を重視しましょう。練習中にストレスなく、最大限のパフォーマンスを発揮できるものが理想です。

選び方のポイントは以下の通りです。

  • **ウエストサイズ:** ウエストはゴムと紐で調整できるものが多く、ご自身のウエストサイズに合ったものを選びましょう。きつすぎると練習中に苦しくなり、緩すぎるとずり落ちる可能性があります。
  • **丈の長さとスリット:** 動きやすさを考慮し、膝上丈でサイドにスリットが入っているものがおすすめです。これにより、キック動作がスムーズに行えます。
  • **素材の好み:** サテンの光沢感や滑らかさが好みか、ポリエステルの吸汗速乾性や耐久性を重視するかで選びましょう。
  • **デザイン:** モチベーション維持のためにも、自分の好きなカラーやデザイン、ブランドのキックパンツを選ぶことは大切です。多くのブランドから様々なデザインが展開されています。

練習用として複数枚持っておくと、洗濯のローテーションも楽になり、常に清潔な状態で練習に臨めます。

2.3 トレーニングウェア 快適な練習のために

2.3.1 吸汗速乾性のあるウェアの選び方

キックボクシングの練習は非常に運動量が多く、大量の汗をかきます。そのため、快適な練習環境を保つためには、吸汗速乾性に優れたトレーニングウェアを選ぶことが非常に重要です。綿素材のウェアは汗を吸いやすいですが、乾きにくく、体が冷えたり、重くなったりする可能性があります。

素材特徴
ポリエステル吸汗速乾性に最も優れ、軽量で耐久性も高いです。スポーツウェアの主流素材です。
メッシュ素材通気性が非常に高く、熱がこもりにくいのが特徴です。汗をかいても肌に張り付きにくいです。
ポリウレタン(伸縮素材)ポリエステルなどに混紡されることが多く、伸縮性を高め、体の動きにフィットします。

選び方のポイントは以下の通りです。

  • **素材:** ポリエステルやメッシュ素材など、吸汗速乾性と通気性に優れたものを選びましょう。
  • **フィット感:** 動きやすさを考慮し、体にフィットしすぎず、かといってだぶつきすぎない、適度なゆとりのあるウェアがおすすめです。伸縮性のある素材であれば、タイトなものでも動きやすい場合があります。
  • **デザイン:** 上はTシャツやタンクトップ、下はハーフパンツやショートパンツが一般的です。季節やジムの室温に合わせて長袖や長ズボンも検討しましょう。

汗をかいてもすぐに乾くウェアは、体温調節を助け、集中力を維持する上でも役立ちます。また、防臭・抗菌加工が施されているものを選ぶと、衛生面でも安心です。

2.4 その他のあると便利なキックボクシング関連道具

2.4.1 タオルと水筒

キックボクシングの練習は発汗量が多いため、タオルと水筒は必須級のアイテムです。特に夏場や運動量の多い日には、これらがないと快適な練習は望めません。

  • **タオル:** 汗を拭くためのタオルは、吸水性が高く、速乾性のあるマイクロファイバー素材などがおすすめです。複数枚用意しておくと、顔用と体用で使い分けたり、汗を大量にかいた際に着替えたりするのに便利です。
  • **水筒:** 練習中のこまめな水分補給は、脱水症状やパフォーマンス低下を防ぐために非常に重要です。蓋がしっかり閉まり、持ち運びやすい軽量な水筒を選びましょう。容量は練習時間や発汗量に合わせて、500mlから1L程度のものが一般的です。水やお茶だけでなく、スポーツドリンクを用意するのも良いでしょう。

2.4.2 練習道具を収納するリュック

キックボクシングの練習道具は、グローブやレガースなどかさばるものが多いため、それらをまとめて持ち運べる収納力のあるリュックやバッグがあると非常に便利です。

選び方のポイントは以下の通りです。

  • **収納力:** グローブ、レガース、バンテージ、マウスピース、キックパンツ、トレーニングウェア、タオル、水筒など、全ての道具が無理なく収まる容量を選びましょう。
  • **通気性:** 汗をかいたウェアやグローブなどを入れた際に、湿気がこもりにくいように、メッシュ素材のポケットや通気孔があるものがおすすめです。
  • **耐久性:** 毎日使うものなので、丈夫な素材でしっかりとした縫製のものが良いでしょう。
  • **ポケットの数:** 小物を整理しやすいように、内側や外側に複数のポケットがあるものが便利です。シューズや濡れたウェアを分けて収納できる独立したスペースがあると、さらに使い勝手が向上します。

ジムへの行き帰りだけでなく、遠征や試合の際にも役立つため、機能性とデザイン性を兼ね備えたリュックを選ぶと良いでしょう。

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3. 失敗しないキックボクシング道具の選び方 男性向け総論

3.1 サイズ選びの重要性 男性特有の注意点

キックボクシングの道具選びにおいて、最も重要でありながら見落とされがちなのが「サイズ選び」です。特に男性は、女性と比較して骨格が大きく、手足も長いため、既製品のサイズ表記だけを鵜呑みにせず、ご自身の体格に合ったものを選ぶことが不可欠です。

サイズが合わない道具は、十分な保護性能を発揮できないだけでなく、動きを妨げたり、集中力を削いだりする原因にもなります。例えば、グローブが小さすぎると拳を痛める可能性があり、大きすぎるとパンチの感覚が鈍くなります。ファールカップも、フィットしないものは不快感やずれが生じ、本来の保護機能が果たせません。

特に注意すべき道具のサイズ選びのポイントは以下の通りです。

道具サイズ選びのポイント男性特有の注意点
グローブ
  • 拳が奥までしっかり入り、指先が詰まりすぎないか
  • 手首のベルクロ(マジックテープ)を締めた時に、手首がしっかりと固定されるか
  • 握り込んだ時に、自然なカーブが作れるか
  • 手のひらや指の長さ、拳周りのサイズを事前に測定し、メーカーのサイズ表と照らし合わせる
  • 厚みのあるグローブは、内部のスペースも確認し、窮屈すぎないか注意する
バンテージ
  • 手の大きさに合わせて、適切な長さ(2.5m〜4.5m)を選ぶ
  • 伸縮性と非伸縮性で巻き心地が異なるため、好みに合わせて選ぶ
  • 手が大きい男性は、拳をしっかり保護するために長めのバンテージ(4m以上)が巻きやすい場合が多い
マウスピース
  • 口の中の形状にフィットし、会話や呼吸を妨げないか
  • 歯列全体を覆い、噛み合わせが自然であるか
  • 市販品はサイズが合わない場合があるため、フィット感を重視するならカスタムメイドも検討する
ファールカップ
  • 股間にしっかりフィットし、ずれにくいか
  • 保護範囲が適切で、動きを妨げないか
  • 男性の体型に合わせた形状と、違和感のない装着感が最も重要
  • 着用するキックパンツやサポーターの上からでも、装着感を試すことを推奨
レガース
  • すねと足の甲全体を覆い、ずれにくいか
  • 足首の可動域を妨げないか
  • すねの長さや太さに合わせて、適切なサイズを選ぶ
  • 特に足首のホールド感が重要で、キック時にずれないか確認する

3.2 予算と品質のバランス

キックボクシングの道具は、初心者向けのリーズナブルなものからプロ仕様の高級品まで、幅広い価格帯で販売されています。初めて道具を揃える際、「できるだけ安く済ませたい」と考える方もいるかもしれませんが、安全性に関わる道具については、ある程度の品質を確保することが非常に重要です。

安価な道具は初期費用を抑えられますが、素材の耐久性が低く、すぐに劣化したり、十分な保護性能が得られない可能性があります。特に、拳を保護するグローブ、歯と顎を守るマウスピース、そして男性にとって絶対必須のファールカップは、質の悪いものを選ぶと怪我のリスクが格段に高まります。

一方、高価な道具は高品質な素材が使われ、耐久性や保護性能、快適性に優れていることが多いですが、全ての道具に高価なものを選ぶ必要はありません。ご自身の練習頻度、目的(フィットネス、スパーリング、試合など)、そして予算を考慮し、バランスの取れた選択をすることが賢明です。

以下の表を参考に、各道具における予算と品質の考え方を把握しましょう。

道具の種類予算と品質の考え方
グローブ

最も重要な道具の一つであり、拳の保護と耐久性を考慮し、ある程度の品質のものを推奨します。初心者向けでも、信頼できるメーカーの1万円〜2万円程度のものが良いでしょう。素材は合成皮革よりも本革の方が耐久性が高い傾向にあります。

バンテージ

消耗品と割り切れるため、比較的安価なものでも問題ありません。洗濯頻度が高いため、複数枚持っていると便利です。

マウスピース

歯と顎の保護に直結するため、口にしっかりフィットするものを。市販の「お湯で型を取るタイプ」でも良いですが、本格的に続けるなら歯科医院で作るカスタムメイドも検討価値があります。

ファールカップ

男性にとって絶対必須の保護具です。快適な装着感と十分な保護性能を両立した、信頼できるメーカーのものを強く推奨します。安価なものは避け、しっかりとした衝撃吸収材が使われているか確認しましょう。

レガース

スパーリングを行う場合に必須となります。すねと足の甲をしっかり保護できる、フィット感の良いものを選びましょう。耐久性も考慮すると、長く使えるものを選べます。

キックパンツ・トレーニングウェア

機能性(吸汗速乾性、動きやすさ)を重視しつつ、予算に合わせて選択します。デザインやブランドでモチベーションを上げるのも良いでしょう。

3.3 実際に試着するメリット

オンラインショッピングの普及により、キックボクシングの道具も手軽に購入できるようになりました。しかし、サイズやフィット感が非常に重要な道具だからこそ、実際に試着することには計り知れないメリットがあります。

特にグローブやレガース、ファールカップなどは、メーカーやモデルによって同じサイズ表記でもフィット感が大きく異なることがあります。試着することで、以下のような点を直接確認し、購入後の後悔を防ぐことができます。

  • グローブのフィット感: 実際に手を入れて拳を握り込んだ時の感触、手首のホールド感、指先の詰まり具合などを確認します。可能であれば、シャドーボクシングのように軽く動かしてみて、違和感がないか、パンチが打ちやすいかなどを確かめると良いでしょう。
  • レガースのずれにくさ: すねにしっかりと密着し、蹴り動作やステップを踏んだ時にずれないかを確認します。足首の可動域が妨げられないかも重要なポイントです。
  • ファールカップの装着感: 股間に不快な圧迫感がないか、動きを妨げないかを確認します。長時間着用することを想定し、違和感がないか、歩いたり屈んだりしてみて試しましょう。
  • キックパンツ・トレーニングウェアの動きやすさ: 実際に足を高く上げたり、ストレッチしたりして、動きを制限しないか確認します。吸汗速乾性などの機能面も考慮しつつ、肌触りや快適さも重要です。

可能であれば、キックボクシング用品を扱う実店舗に足を運び、実際に手に取って試着してみることを強くおすすめします。店員に相談しながら選ぶことで、より自分に合った道具を見つけやすくなるでしょう。

3.4 ジムのトレーナーに相談する

キックボクシングの道具選びで最も確実で失敗の少ない方法は、入会したジムのトレーナーに相談することです。トレーナーは、多くの生徒の道具を見てきており、様々なメーカーやモデルに関する知識、そして実際の使用感を熟知しています。

自己判断で高価な道具を購入して後悔するよりも、まずはトレーナーに相談し、適切なアドバイスを受けてから購入を検討することをおすすめします。これにより、無駄な出費を抑え、安全で快適なキックボクシングライフを送るための第一歩となるでしょう。

トレーナーに相談することで、以下のような具体的なメリットが得られます。

  • 体格やレベルに合ったアドバイス: 個人の手の大きさ、足の長さ、練習頻度、目指すスタイル(フィットネス目的か、スパーリングまで行うか)に応じて、最適な道具の種類やサイズを具体的に教えてもらえます。
  • ジムの推奨品や割引情報: ジムによっては、特定のメーカーやモデルを推奨していたり、提携しているショップでの割引購入ができる場合があります。これにより、品質の良い道具をよりお得に手に入れられる可能性があります。
  • 購入前の試用機会: ジムに貸し出し用のグローブやレガースがある場合、実際に練習で使ってみてから購入を決めることができるかもしれません。これにより、購入後のミスマッチを防げます。
  • 安全性に関する知識: どの道具に特に投資すべきか、安全性を確保するための最低限の品質はどの程度かなど、経験に基づいた貴重なアドバイスが得られます。

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4. まとめ

キックボクシングを始める男性にとって、適切な道具選びは安全かつ効果的な練習の第一歩です。特にグローブやバンテージ、マウスピース、そして男性にとって絶対必須のファールカップは、怪我のリスクを減らし、安心してトレーニングに集中するために欠かせません。これらは単なる消耗品ではなく、自身の身体を守り、上達をサポートする大切なパートナーとなります。

道具を選ぶ際は、ご自身の体格に合ったサイズ選びが最も重要です。可能であれば実際に試着し、フィット感を確かめることを強くお勧めします。また、予算と品質のバランスを見極め、長期的に使える耐久性のあるものを選ぶ視点も大切です。迷った際は、ジムのトレーナーや経験者に相談することで、より自分に合った最適な道具を見つけることができるでしょう。正しい道具を揃え、充実したキックボクシングライフを送りましょう。

この記事を書いた人
Next One Lab 編集長 ともさん

40代で体の衰えを感じ、ゴルフ・ヨガ・キックボクシングのスクールやジムに通い、10年以上スポーツにより健康生活を楽しんでいる現在50代のおじさん。

今まで経験したスポーツだけでなく、これから挑戦したいスポーツも、50代のおじさん目線でメディアを運営しています。

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